パルシェ地下入口
ヌンムリテス(貨幣石)とアンモナイト

最終更新日:2005/8/03

   



2004年の改修で左の壁のアンモナイトは見られなくなりました。

 静岡駅前地下道の階段とエスカレータの下の壁、それにパルシェ地下入口にはたくさんの小さな渦巻き状の化石が見られます。また、パルシェ地下入口(上の写真)には向かって右側の壁にはこれから述べる貨幣石化石(新生代古第三紀)があり、左の壁にはアンモナイト(おそらく白亜紀)、それと床にはルディスト化石(白亜紀後期)が見られます。

 これら小さな渦巻き状の化石の化石は、今でいうと沖縄の海岸でみられる星砂(バキロジプシナという有孔虫の殻)のようなもので、今から約5000万年前の新生代の第三紀始新世に浅いサンゴ礁などの海岸に生息していたヌムリテスという底生有孔虫の殻です。

 エジプトのスフィンクスの頭のところの地層にこの化石がたくさん見つかります。また、この化石は、円盤状で直径が10センチもの大きなものもあるため、昔の人が使ったコイン(貨幣)ではというところから、貨幣石という名前もあります。

パルシェ地下入口の壁面にみられるヌンムリテス

ヌンムリテスの化石 ヌンムリテスの化石(拡大)

パルシェ地下入口の壁面にみられるアンモナイトの化石
(今は見られません)

アンモナイトの化石 観察会のようす

パルシェ地下入口の床面にみられるルディスト化石





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