東海大学社会教育センターにおける

ホームページの開設


柴 正博・石橋忠信

静岡県博物館協会研究紀要の原稿 1997年3月


はじめに

 東海大学社会教育センターでは、社会教育センターのインターネットでのホームページを1996年5月に開設・公開した。このホームページには、社会教育センターの概要や所属する海洋科学博物館、人体科学博物館、自然史博物館、文化ランド、体育施設、三保研修館のホームページも含まれ、とくに各博物館のホームページでは各展示や展示標本・飼育魚類の内容や解説、博物館の出版物の内容や教育活動の企画などの情報を得ることができる。

 公開している各博物館のホームページについては各方面から高く評価され、とくに海洋科学博物館のホームページはヤフー・ジャパンの「1996年ウェッブ・オブ・ザ・イヤー」の学術・教育部門で3位になった。

 このホームページの開設や管理・更新は社会教育センターのインターネット活用委員会(sectu@scc.u-tokai.ac.jp)が行っていて、この委員会はホームページ公開の4ヶ月前に組織された。本稿では、他の博物館などでホームページを開設する参考になればと、博物館におけるインターネットおよびホームページの公開の意義やホームページの作成過程などについて詳しく述べる。

 東海大学社会教育センターでは、現在ホームページを公開しているが、それはまだ完成しているわけではなく、博物館の展示や仕事にあわせて更新や追加が行われている。インターネット活用委員会の委員はもちろんそれの専任ではなく、学芸員として展示の企画や管理、教育活動などいろいろな博物館活動の合間に、ホームページの更新・管理作業や一般からの問合わせのメールに対する対応などをしている。そのため、私たち自身もっとよいホームページを作っていきたいと考えているものの、なかなか十分なことができない現状もある。

 なお、インターネット活用委員会は、ホームページの作成・管理だけが目的ではなく、博物館内や社会教育センター全体の資料を対象としたデータベースの作成や社会教育センター内部のコンピュータ・ネットワークの構築、さらには他の博物館や大学との連係を広げてデータ交換などに活用できるようにすることも目的としている。


インターネットとは

 最近、パーソナルコンピュータ(パソコン)はメモリーなどの低価格化、OSとしてのウインドウズの普及などに合わせ、職場や家庭に急速に普及しはじめた。これまでのパソコンはほとんどワープロか表計算など個別の処理や仕事に利用されていたが、最近では統合ソフトや通信、映像・音響機器などの機能をもつマルチメディアとして注目されている。

 とくに通信機能については、パソコン通信やインターネットの利用が容易になり、誰でも気軽にパソコンと電話回線などを使って、回線につながっている世界中のコンピュータにいつでもアクセスできるようになった。

 浦島太郎の物語ではないが、現実は、私たちが気づいたらパソコンを利用したネットワークがどこにでも存在し、それらがリンクしている世界がすでに形成されていた。それは、国や大企業が中央集権的に統一システムで作り上げたのではなく、いろいろなところで試みられた小さなコンピュータどうしのつながり(ネットワーク)が、次第に拡大しはじめ、いつしか世界中のコンピュータがつながっていたというものだった。そこには簡単な規格があるものの、機種のちがうどんなコンピュータでもつなぐことができ、相互にデータのやりとりができ、国ごとにちがう法律のような規制もない。

 このような世界中のネットワークのつながりはインターネットと呼ばれ、これを利用して電子メールやデータ、ソフトなどのファイルの送受信、WWWと呼ばれるいわゆるインターネット・ホームページの利用などが行われている。今やネットワークはすでにあり、そのクモの巣は急速に増殖している。


ホームページとは

 インターネットを利用した機能としてのひとつに、「World Wide Web:WWW(世界に広がるクモの巣)」と呼ばれるものがあり、これは文章データや画像データなどを提供したり獲得することが可能である。これを利用してホームページを公開したり、他のホームページから情報を得ることができる。

 ホームページの公開は、専用回線でネットワークに常時接続したサーバーと呼ばれるコンピュータに、作成したホームページのファイルを入れておけばよい。ホームページを見るには、コンピュータと専用回線や電話回線を利用して、使用できるサーバーにアクセスして、そこからホームページを見るためのソフト(ブラウザ)を使って他のサーバーにアクセスして見ることができる。

 WWWのホームページは、現在世界中でどんどん増殖していて、それを見て利用する人たちも急増している。ホームページは新聞や雑誌、テレビ、ラジオと同様に、メディアのひとつである。新聞や雑誌は紙という媒体からなり流通機構によって提供し、テレビやラジオは画像や音声信号を電波と受信機によって提供している。それに対して、WWWのホームページは画像や文章(テキスト)などのデジタルデータがコンピュータを介して提供されるが、新聞やテレビと異なり、提供をうけるだけでなく、こちらからもホームページを作ってデータを提供したり、その場で問合わせや情報の検索をすることもできる。

 とくに、紙の媒体を利用したメディアとのちがいは、提供する人数や機会に合わせて情報自体を印刷する必要がなく、流通機構を利用しないということ、誰でも自由に情報を提供できるという点である。そして、インターネットを利用することのできる人であれば、誰でもいつでもその情報を見ることができ、自分のデータとして収録することもできる。

 ホームページにはいろいろなものがあり、内容についてはそれを提供する側の自由である。これらの点から考えて、このメディアが博物館の教育・普及活動やデータ検索のためのネットワークのひとつの手段として、とても有効なものだと考えられる。

 現在、日本でもいろいろな博物館がすでにホームページを開設しているが、その多くは単なる博物館の入口で配布されるパンフレットや宣伝広告のようなものに終わっている。そのようなものの多くは、博物館への交通アクセスや入場料、代表的な展示の紹介で終わっていて、ページ自体の更新もほとんどなされない。

 ホームページの先進国であるアメリカのものには、興味深いホームページが多くあり、今やアメリカの博物館ではホームページを中心に博物館の教育・普及活動を強く打ち出しているところも少なくない。たとえば、スミソニアン博物館では常設展示はもちろん特別展の各展示のひとつひとつの展示物やパネルまで見ることができ、普及・広報活動も積極的にホームページの中で展開されている。

 カリフォルニア大学古生物博物館は、標本管理と研究が主体の博物館で一般公開の展示室をもたない博物館であるが、ここの膨大な収蔵標本は現在ホームページ上で公開されている。また、ある大学の地質学教室のホームページでは、その教室でつくった地学事典を公開していて、誰でもその文章(テキスト)をダウンロード(収録)して使えるようになっている。

 日本の博物館でみると、兵庫県立「人と自然の博物館」のホームページは、博物館資料の一部を検索することができ、博物館の一般向け発行誌を公開していて、内容が充実している。また、大きな博物館よりも小さな博物館の中には、いくつかの興味あるホームページを公開しているところがあるが、それらは学芸員や事務職員の個人の努力によるところが多い。

 博物館におけるホームページの活用目的を、私たちは、博物館の標本や資料の公開と博物館活動の紹介にあると考えている。そして、そのためには博物館の標本や資料、さらに活動記録自体のデータベース化が必要であると考えている。ホームページ自体は単なるメディアのひとつなので、ホームページをつくるために博物館活動があるのではなく、博物館のさまざまな活動や博物館の標本資料の整理や展示があり、それを紹介するためにホームページは有効である。

 したがって、あらたまってホームページのための資料を作らなくても、実際にある資料や博物館の活動の結果をホームページに掲載していけばよい。たとえば、常設展示についての紹介は、展示解説書をホームページに掲載すればよいことで、展示解説書に使用した写真(画像)と文章(テキスト)があれば印刷費がかからずに作成できる。

 また、ホームページでは、ひとつのページからいろいろなページにリンクして飛び回ることのできる「ハイパーテキスト」という機能を使えるので、本のページを順番に読んでいくような方法だけでなく、ひとつの情報からいろいろな情報にリンクしてダイナミックにその物をとらえることができる。


ホームページの作成のためのハードウエア

 東海大学社会教育センターにおけるインターネット活用委員会の設立の経緯として、近くにある東海大学海洋学部ではインターネットを各研究室で利用できるにもかかわらず、社会教育センターでは利用できないという現状があった。そのために、社会教育センターでインターネットを利用できるようにしようという目的で、インターネット活用委員会が設立された。委員会は博物課から2名、水族課と企画広報課からそれぞれ1名で、合計4名で構成された。

 現在、社会教育センターに独自のサーバーがなく、近くにある東海大学海洋学部の電算機室とも専用回線ないしは電話回線での接続はできない。さらに、インターネット活用委員会をはじめた当初は、社会教育センターにウインドウズの動くコンピュータさえなかった。そのため、私たちは社会教育センターの中でその当時も、現在でさえ私的な手段は別として、インターネットを利用することもホームページを見ることができない。

 そこで私たちは、インターネットの利用とホームページの作成にあたり、個人的にそれぞれプロバイダと呼ばれるインターネット接続サービスを提供している企業の会員となり、個人のコンピュータで自宅の電話回線を使って、ホームページの見学や利用についての検討を行った。

 その後、海洋学部の電算機室で、海洋学部の電算機システムや内部LANシステムなどの状況と社会教育センターでのインターネットの利用のための条件を聞いた。社会教育センターでインターネットを利用しようとすると、電話回線を利用して電算機室のサーバーに接続するPPP接続が今のところできないことから、社会教育センターに独自のサーバーを設置して、それと海洋学部を専用回線でつなげなければならない。他の方法としては、博物館としてプロバイダに加入し、電話回線を利用してインターネットを利用する方法がある。

 私たちは最初、清水市にアクセスポイントをもつプロバイダに加入することも考えたが、インターネット利用の環境整備については今後東海大学全体で進んでくるということから、まず委員会ではホームページの公開を目標とした。ホームページを掲載するサーバーについては、営利目的でないという条件で、海洋学部のサーバーを利用させてもらえることになった。

 ホームページの運用だけであれば、専用回線やサーバーがなくても、委員会で制作したホームページのファイルを、フロッピーやMOなどの外部記憶媒体に記録し、それを海洋学部まで持参してサーバーに入れれば可能になるからである。しかし、その管理や運用については、この方法だといちいち海洋学部まで足を運ばねばならないので、開設後に検討し、現在では個人でプロバイダに加入して電話回線を利用して、センター内から学部のサーバーにアクセスできるようにした。

 関連する組織にサーバーを持たない博物館では、インターネットとの接続やホームページの開設には市内にアクセスポイントをもつプロバイダと契約をしなければならない。しかし、このことはむしろインターネット接続やホームページ開設に一番の近道かもしれない。また、現在ではNTTが一部の地域で同様のデジタル通信サービスをはじめているので、近い将来にはこの問題は大きな問題にならないかもしれない。


ホームページ(ソフトウエア)の作成

 インターネット活用委員会が組織され、「まずホームページを作ろう!」という方針が出されたものの、委員全員がホームページを作ったこともなく、仕事場にそれなりのコンピュータもない状況で、最初どこから手をつけて行こうかということになった。私たちは、博物館のホームページを博物館のすべての活動の紹介と考えていたので、実際に作成する前に、まず私たちの博物館の展示や活動の構造を再検討しはじめた。

 実際にホームページをつくる場合、ハイパーテキスト機能を十分に活用するためには、ファイルの階層や構造がきちんとできていないと、あとから混乱が生じるため、最初から全体のファイル構造をきちんと検討して設計する必要があった。そして、そのような構造をもつことを博物館職員の理解を得て、実際にどのようなホームページになるかを周知してもらい、それから作業を進めた。また、他の博物館や水族館のホームページを職員に実際に見てもらったり、制作途中のホームページのデモンストレーションも行って、ホームページについての職員の理解を深めてもらうことも行った。

 ホームページの全体構造はできたが、やはりホームページの当座の目玉は博物館の展示物ということになる。社会教育センターの各博物館でそれぞれ展示解説書ができていれば、それを利用してホームページをつくっていけばよいのであるが、以前につくられていた展示解説書もホームページの目的とは内容が少しちがっていて、そのまま使えない部分も多かった。また、展示解説書がない場合が多く、実際には展示解説の原稿と写真の掘り出しや新規作成からはじめなくてはならない部分も多かった。

 制作段階では、各博物館により展示構成のちがいなどから、階層の不統一が明確になり、博物館の展示どおりにホームページの内容を構成できない部分もできた。もっとも重要なこととしては、各博物館や社会教育センターの活動目的や活動内容の一般の向けの紹介が、案内パンフレットや展示解説などの中にほとんど掲載されていないことだった。

 ホームページのひとつひとつのページ(ファイル)の作成は、文章(テキスト)の前後にタグと呼ばれるそのテキストの配置や大きさ・リンク先などを指定する命令語(タグ)をつければできあがる。技術的にはいろいろあるが、最近では解説書ばかりではなくホームページ作成用のソフトウエアまで出ているので、作成技術についてはそちらに譲ることにする。また、気に入ったホームページがあればそのHTMLファイルを保存(セーブ)し、それを参考にしてオリジナルを作ることもできる。

 ただし、ホームページの作成にあたって、一般の人にとってまだアクセス環境が整備されているとはいえない日本の現状では、写真などの画像データで大きな容量を掲載すると、アクセスするだけで時間がかかりすぎる問題がある。そのため、ひとつのページの容量は不必要に大きくしないで作るべきで、またわざわざ人目をひくような工夫もあまり薦められない。できれば、ひとつひとつのページはシンプルで、むしろ内容や構成に力をいれるべきであると考える。

 海洋科学博物館では、「海のはくぶつかん」という普及誌を隔月で発行している。これは博物館の普及活動のひとつで、多くの人に読んでもらうために博物館の編集委員会で作成し、学校や図書館、関連施設および購読希望の一般の方に送っている。「海のはくぶつかん」は、海洋科学博物館の開館以来発行されていて、その情報量は膨大である。

 このような普及誌の記事は最近ではワープロで編集するため、そのままテキストとなり、博物館のホームページでは「海のはくぶつかん」をそのままホームページに掲載している。この記事の中には、博物館の飼育魚類を含め展示物に関する情報も多く、関連する記事は展示物とリンクさせている。

 博物館の展示や活動、収蔵標本、普及誌の内容をホームページ上で公開することに関して、作成過程でいろいろな意見をいただいた。その中には、「全部の展示物をホームページで見せてしまったら博物館に人が来なくなるのでは」とか、「展示解説書が売れなくなるのでは」、「普及誌を有料で購読している人が損をするのでは」、「全部公開する必要があるのだろうか」といったものがあった。

 これらの意見は、博物館のホームページをこれから作って行こうとする人たちに必ず投げかけられる意見であると思う。これらの意見に対しては、博物館は何を目的として活動をしているかを考えてもらえば、これらの意見が単なる杞憂に過ぎないことに気づくと思われる。

 すなわち、私たち博物館で働く者は、できるだけ多くの人に博物館に展示してある内容を理解してもらうために、博物館での展示場や普及誌という手段をとって教育・普及活動を行っている。博物館に行きたくてもいろいろな事情で行けない人も、博物館のホームページにアクセスすれば、自宅や学校、職場のコンピュータで博物館に来て、展示室や収蔵庫を観覧したり、知りたい情報を得ることができる。展示解説書や普及誌は、私たちは営利目的で販売しているのではなく、印刷したりそれを郵送するために費用がかかるので、その分を有料にしてあるだけのことである。

 最近では、ホームページを見て、関心をもって来館する人も少なくない。また、今後、小学校・中学校でのインターネットの普及が進めば、教育教材として博物館の情報はもっと重要になると思われる。社会教育や生涯教育の核としての博物館の存在は、現在までは博物館に来なければ教育活動ができなかったが、これからはいかに博物館がもっている情報を博物館の外の世界に提供できるかが問題となるだろう。さらに言えば、提供できる意味ある情報を博物館がどれだけもっているかという問題もその後にひかえている。


将来への提言

 数年前に、全国科学博物館協議会や静岡県博物館協会の研究会で、博物館の資料のデータベース化や博物館相互のネットワークの構築、さらにそれを利用したデータベースの相互利用や一般での利用といったことが話題にのぼったことがあった。しかし、各博物館での資料のデータベース化はなんとかなるにしても、ネットワークの構築となるとどのようなものになるのか想像もつかなかった。

 すなわち、その頃、データを相互利用するためには、データを統一した形式で流通するものとして設計しなくてはならないし、さらにそれがネットワークとなるとどのような方法で各博物館を相互につなぐのかなど、実際の作業の問題もそれにかかる費用も莫大なものになると感じられた。

 その頃でも図書館の検索システムは、ある程度整備されていて、いくつかの中央集権的なデータベースでの検索や、各大学では大学内の図書館をつなぐネットワークなども構築されていた。図書館にくらべ、博物館は各博物館ごとその内容的が統一されているわけではなく、さらに各博物館で働く学芸員の仕事の内容も多種多様であり、各博物館では図書館における司書のように、学芸員は標本や資料データの整理と管理だけをしているわけではなく、またこのような仕事が義務づけられてもいない。

 また、その当時、中央集権的なデータベースを作る必要性や意義、一般からのニーズ、それに組織や予算も存在しているわけではなかった。したがって、博物館ネットワークなどというものは、あればよいけれど現実的には実現は遠い将来のことと考えていた。

 しかし、インターネットの出現やパソコンの普及により、博物館と博物館、博物館とそれを利用する人たちとのネットワークをわざわざつくらなくても、このネットワークさえ利用できればすぐに構築できようになった。また、ここで用いられるファイルの形式は統一されているため、パソコンの機種やOSソフトやファイル作成のソフトを選ばず、各博物館が個別に作成してもそれほど問題にはならない。

 すなわち、インターネットを利用すれば、あればよいけれど実現には遠い将来のことと考えていた博物館ネットワークが、現実のものとなりつつあるのである。

 情報とそれを提供する媒体、それに制作に係わるスタッフがあれば、カリフォルニア大学古生物博物館のように展示室がなくても博物館が成立する。そして、その意味を発展させれば、誰もが自分の博物館をホームページ上に展開できる。現実にバーチャル(仮想)博物館やバーチャル万博、バーチャル大学などがWWW上のホームページに続々と登場して運営されている。今や博物館の情報に対する新たなニーズが生まれている。

 その意味で、これからの博物館は一般的な情報や標本の収集はもちろん、それぞれ特徴をもった独自の意味ある情報や標本の収集活動が必要となるだろう。そして、それを一般に提供していく手段についても現在の展示という方法だけにとらわれず、いろいろな方法で提供できなくてはならない。そのためには、将来を見据えた新しい博物館構想が必要で、そのスタッフと組織、それとハードウエアの検討がすぐにも必要となるだろう。このような検討には、博物館の学芸員の考え方や活動が基本となることから、是非とも学芸員が主導する形で検討されることを期待している。

 ホームページを作りはじめたとき、ある人から、「ホームページは、その組織や人の姿勢や考え方を紹介するものである」というアドバイスを受けた。私たちは、私たちの作成しているホームページをその目的にかなうものにしようと現在も努力している。

 博物館の活動を一般の人に紹介するというホームページを作成する中で、結局、私たちは私たちの博物館がどのような活動を行っているのか、どのような活動をするべきかということを再検討してきたような気がする。その意味で、私たちのつくる博物館のホームページは、私たち自身の博物館活動の現状と将来を映している鑑のようなものかも知れない。



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最終更新日:00/04/27

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