| 1-12 地層の走向・傾斜のはかり方 |
1. 地質調査のしかた
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地層を観察する時、その地層がどの方向にのびて、どのくらい傾斜しているかということを知ることは、その地層がつくる全体の地質構造を知る上に重要です。そして、このことからその地層が次にどこに露出するか、またこれから行くところでは、今まで見てきた地層よりも下の(古い)地層を見るのか、上の(新しい)地層を見るのかをきちんと知ることにもなります。 地層の走向(伸びの方向)や傾斜は、地層を一枚の板と考え、普通クリノメーターを使って測ります(図7)。測る時に気をつけなくてはならないのは、測ろうとする面が地層の層理面かどうかということです。露頭には岩の割れ目などでいろいろな方向の面が見えます。層理面は、ある地層と別の地層との境界ですから、地層の粒度や岩相のちがいをきちんと見て、その面をたしかめてください。また、クリノメーターを当てられるように、広い面をハンマーなどでだしてください。走向傾斜を測るときには走向(層面)板を使うと便利です。 1) 地層の層理面をきちんとだしたら、そこにクリノメーターの長い方の一辺を当てます。そして、水準器を水平に保ち、磁針を安定させます。磁針が止まったら、磁針のどちらでも北に近い方から外側の角度目盛りを使って、方向と値を読みます。図の例にしたがえば、磁針がクリノメーターのEの方によっているので、『N30゚E:北から30゚東の方向』 ということになります。地層が褶曲していたり、断層でたち切れになっていなければ、この方向の同じ高さの場所であれば、どこでも同じ地層を見ることができます。 2) 次に地層の傾斜ですが、走向を測ったときのクリノメーターと層理面の接線に、垂直になるようにクリノメーターの長い一辺を横におきます。傾斜計のふれがとまってから、今度は内側の角度を読みます。例えば図で50゜となります。傾斜の角度はこのようにしてわかりますが、傾斜の方向はわかりません。 3) 傾斜の方向とは地層の傾いている方向、たとえば層理面にボールをおいたときにボールがころがる方向です。傾斜を測ったときのクリノメーターの長辺方向にクリノメーターを向けてその方向が北か南か、または東か西かを読みます。図では北と西のあいだにありますから、NWをつけて 『50゜NW:北西に50゜傾く』 となります。 ![]() 図7 クリノメーターでの地層の走向・傾斜の測り方 |
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