村松でみられる露頭

最終更新日:2002年11月11日



駒越小学校の深澤みさと先生のご質問にお答えして村松の日本平運動公園付近で見られるページをつくりました。
日本平運動公園を建設しているとき(今から12〜13年前ころ)に、私達はちょうどこの付近を調査していて、
北側の採石場などもあり、多くの露頭(地層のでている崖)がありました。
しかし、現在では整備されて地層が見られるところが少なくなりました。

調査日:2002年11月5日




村松付近の地形図と露頭の位置(赤の部分)



@日本平幼稚園を過ぎて、道沿い右側(北側)に見られる露頭
久能山層の礫層からなり、礫と一部砂がはさみほぼ水平成層している部分も見られます。
この北側に分布した礫層からナウマンゾウのキバ化石が産出しました。
河口から海底礫質デルタの堆積物と考えられます。

 



A @の反対側(南側)にある露頭
久能山層の下位の根古谷層の泥層がゆるく北側に傾いている。間にうすい礫層をはさみます。
日本平運動公園建設地ではオオシラスナガイの化石が取れたので、
水深150メートル以上の深い海に堆積した泥層と考えられます。





B日本平運動公園の手前を左(南)へ入って少しいったところの採石場
採石場の入口駐車場の露頭(左)と採石場の中の露頭(右)。採石場に入るには許可が必要です。
ここでは久能山層の厚い礫層が見られます。ほぼ水平に成層して、間に砂層をはさみます。

 



C採石場から西側に果樹園の道を上がった道沿いの露頭。すぐ北側はスタジアムになります。
ここには根古谷層の泥層が露出していて、以前は火山灰層や化石も見られました。
現在でもオオシラスナガイの化石片が道端に落ちているので、
地層をよく見ていけば発見できると思います。


 


【地層の説明】

久能山層:有度丘陵の山体を構成する礫層を主体とする地層で、
10数万年前に河口や海底に堆積した地層と思われる。
根古谷層:有度丘陵の最下部を構成する泥層(東側)と礫層(西側)からなる地層で、
南側と東側に分布する。20万年からそれ以前に海底に堆積した地層と思われる。



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登録年月日:2002年11月11日
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